皆さまこんにちは。saisaiスキンケア開発担当の安東です。
今日は、私自身が初めて「乳児湿疹」に直面した時のことをお話ししたいと思います。
◆「不意に訪れた“赤いほっぺ”の日」◆
生後1か月ほど経ったころでしょうか。
娘のほっぺが少し赤くなってきたな…と思っていたら、
翌日にはブツブツとした湿疹が広がっていました。

「これって大丈夫なの?」
「アレルギー?洗い方が悪かった?」
妻と顔を見合わせ、慌ててスマホで検索。
でも、出てくる情報はどれも違っていて、
“洗いすぎが原因”と書いてあるものもあれば、“保湿不足”という記事もある。
何が正しいのか分からなくなって、余計に不安が大きくなりました。
◆「焦りと不安が教えてくれたこと」◆
子どもの肌って本当にデリケートですよね。
少しの赤みでも「痛くないかな」「かゆくないかな」と心配になります。
特に初めての育児では、どんな状態が“普通”で、どこからが“トラブル”なのかの境界線が分かりにくい。
当時の私は、肌のトラブル=自分のケアが間違っていたのでは?と自責の気持ちばかりでした。
でも今振り返ると、あの焦りこそが「もっと知ろう」「ちゃんと守りたい」という親心の表れだったのだと思います。
「医師から教わった“乳児湿疹の本当の姿”」
小児科の先生に相談したときに言われた言葉が、今でも印象に残っています。
「乳児湿疹は、成長のサインでもあるんですよ。」
生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚はまだ未成熟で、
皮脂分泌が不安定な時期に一時的にブツブツが出ることはよくあること。
多くの場合、清潔を保ちながら保湿を続けていけば、自然と落ち着いていくそうです。
先生の説明を聞いて、「トラブル」だと思っていたものが、
実は“成長の途中にある肌の変化”なのだと知りました。
その瞬間、肩の力がすっと抜けたのを覚えています。
◆実際に続けてよかったケア◆
それからは、できるだけシンプルに、そして丁寧にケアを続けました。
お風呂では、泡立てた石けんでやさしく洗い、
タオルでこすらず押さえるように水分をオフ。
そのあとすぐに保湿をして、乾燥を防ぐようにしました。
はじめのうちは、塗っても塗ってもまた赤みが出たりして、
「意味あるのかな…」と思うこともありましたが、
2週間ほど経ったころには、すこしずつ肌が落ち着いていくのを実感しました。
自宅に帰り、お風呂に入れるときに娘の姿をみながら、
「今日もがんばったね」と声をかけて優しくお肌を洗ってあげる時間。
あの頃は大変でしたが、今思うと親子の大切なスキンシップでもありました。
◆あの時の自分に伝えたいこと◆
もし、あの頃の私に声をかけられるなら、
「焦らなくて大丈夫。ゆっくりでいいよ。」と言ってあげたいです。
乳児湿疹は、ほとんどの赤ちゃんが通る道。
お母さんやお父さんのせいではなく、成長の一部。
必要なのは“完璧なケア”ではなく、“見守る気持ち”だと今は思います。
そしてもうひとつ。
正しい知識と、信頼できる情報源がそばにあるだけで、
心の負担がぐっと軽くなるということも実感しました。
◆同じように悩む方へ◆
今まさに、赤ちゃんの肌トラブルに悩んでいる方へ。
どうか自分を責めずに、ひとりで抱え込まないでください。
小さな湿疹は、お子さまがすくすく育っている証拠。
日々の中でできることを少しずつ続けていけば、
きっといつの間にか、つるんとした笑顔のほっぺに戻っていきます。
このブログでは、これからも医師の知識や開発現場の声を交えながら、
「親だからこそ感じる不安」に寄り添って発信していきます。
どうぞこれからも、saisaiをよろしくお願いいたします。